1.1.5 特定保険料率マスタ(法人システム設定)

平成20年4月から、後期高齢者医療制度が創設されました。それに伴い、健康保険の一般保険料が基本保険料と特定保険料に分けられます。特定保険料とは、後期高齢者支援金や前期高齢者納付金など、高齢者等の医療を支えるために健康保険組合などが支払う費用にあてる保険料のことです。一般保険料をこのように区分することにより、高齢者等にどの程度支援が行われているのか、わかりやすくなります。
本機能では、特定保険料と基本保険料の料率、登録先の項目IDを設定します。

≪概要≫

社会保険事務所毎に健康保険料(個人分)の項目ID、特定保険料の項目IDと料率、基本保険料の項目IDと料率を設定します。
特定保険料率と基本保険料率は一般保険料(個人分)に対する料率を設定します。

≪ポイント≫

・ 「健康保険料項目ID」には特定保険料率、基本保険料率を乗じる基となる一般保険料の項目IDを設定します。「健康保険料項目ID」が未設定の場合は、特定保険料計算時に1.1.7 給与システム管理マスタ設定の「健康保険料 内訳 一般保険料」の項目ID(※)を参照します。
(※)以下の切替年月より前の場合は、「健康保険料」の項目IDを参照します。
    給与で当月控除の場合:2026年4月
    給与で翌月控除の場合:2026年5月
    4月に賞与がある場合: 2026年4月

・ 2026年4月分(5月納付分)より、健康保険料は一般保険料と子ども・子育て支援金を合わせた保険料となります。特定保険料、基本保険料は一般保険料を基に計算しますので、「健康保険料項目ID」には、子ども・子育て支援金を含まない一般保険料の項目IDを設定してください。

・ 特定保険料、基本保険料の各項目ID、料率は、以下の4ケースの例を参考に設定してください。各ケースの具体的な計算内容については3.4.28 特定保険料計算処理の計算例を参照してください。

 

算出方法

設定

ケース1

一般保険料から特定保険料を引くことで、基本保険料を算出

特定保険料項目ID:設定あり
特定保険料率:設定あり
基本保険料項目ID:設定あり
基本保険料率:設定なし

ケース2

一般保険料から基本保険料を引くことで、特定保険料を算出

特定保険料項目ID:設定あり
特定保険料率:設定なし
基本保険料項目ID:設定あり
基本保険料率:設定あり

ケース3

一般保険料に特定保険料率と基本保険料率を乗じて、特定保険料と基本保険料を算出

特定保険料項目ID:設定あり
特定保険料率:設定あり
基本保険料項目ID:設定あり
基本保険料率:設定あり

ケース4

特定保険料のみを算出

特定保険料項目ID:設定あり
特定保険料率:設定あり
基本保険料項目ID:設定なし
基本保険料率:設定なし

≪重要≫

・ 特定保険料項目IDと基本保険料項目IDの3.4.29 項目定義マスタ設定の「給賞共有区分」は「3:共用」、3.4.21 項目計算式定義マスタ設定の「使用区分」は「3:計算」を必ず設定してください。

・ 特定保険料率マスタに設定する料率の桁数は9桁です。10桁以上となる場合は、約分して設定するか計算式で算出してください。

・ 端数処理は、3.5.25 社会保険事務所マスタ設定の「健保端数区分」の設定に従い処理します。

1.1.5.31.1 特定保険料率マスタ保守画面−1 一覧画面

≪画面説明≫

フィールド

名称

入力/表示内容

桁数

必須

テーブル名

選択したテーブル名が表示されます。

表示項目

時系列表示(基準日現在)

表示する基準日を指定します。

6

数値

 

社保事務所コード
(検索)

検索したい社保事務所コードを入力します。

3

数値

 

ボタン

名称

機能内容

新規(N)

新規登録します。

複写(C)

選択したパラメータを複写します。詳細画面が表示されます。

修正(M)

選択したパラメータを修正します。詳細画面が表示されます。

改定(A)

選択したパラメータをひな形にして、新規改定を登録します。詳細画面が表示されます。

ファイル取込(L)

パラメータをファイル取込します。

ファイル出力(O)

一覧に出ているパラメータをCSV出力します。

削除(D)

選択したパラメータを削除します。

戻る(R)

前の画面に戻ります。

特定保険料率マスタ保守画面−2 詳細画面

≪画面説明≫

(初期表示状態)

(画面スクロール状態1)

フィールド

名称

入力/表示内容

桁数

必須

法人コード

選択したレコードの法人コードが表示されます。

表示項目

社保事務所コード

社会保険事務所を識別するコードを入力します。
<リスト>社保事務所コード表示画面を呼び出します。

3

数値

改定年月

改定年月を入力します。

6

数値

健康保険料項目ID

参照元の一般保険料の項目IDを入力します。

<リスト>項目定義マスタ検索画面を呼び出します。

健康保険料(一般保険料+子ども・子育て支援金)の内、一般保険料のみの金額の項目IDを設定してください。

4

文字

 

特定保険料項目ID

算出する特定保険料の項目IDを入力します。

<リスト>項目定義マスタ検索画面を呼び出します。

4

文字

 

特定保険料率給与分母

給与の一般保険料に対する特定保険料の料率の分母(82/1000の1000など)を入力します。

9

数値

 

特定保険料率給与分子

給与の一般保険料に対する特定保険料の料率の分子(82/1000の82など)を入力します。

9

数値

 

特定保険料率賞与分母

賞与の一般保険料に対する特定保険料の料率の分母(82/1000の1000など)を入力します。

9

数値

 

特定保険料率賞与分子

賞与の一般保険料に対する特定保険料の料率の分子(82/1000の82など)を入力します。

9

数値

 

基本保険料項目ID

算出する基本保険料の項目IDを入力します。

<リスト>項目定義マスタ検索画面を呼び出します。

4

文字

 

基本保険料率給与分母

給与の一般保険料に対する基本保険料の料率の分母(82/1000の1000など)を入力します。

9

数値

 

基本保険料率給与分子

給与の一般保険料に対する基本保険料の料率の分子(82/1000の82など)を入力します。

9

数値

 

基本保険料率賞与分母

賞与の一般保険料に対する基本保険料の料率の分母(82/1000の1000など)を入力します。

9

数値

 

基本保険料率賞与分子

賞与の一般保険料に対する基本保険料の料率の分子(82/1000の82など)を入力します。

9

数値

 

無効化フラグ

選択した改定年月に登録されているレコードを無効化します。有効:0 無効:1

オプションボタン選択

更新年月日

一覧画面で選択したレコードの更新年月日が表示されます。

表示項目

更新時刻

一覧画面で選択したレコードの更新時刻が表示されます。

表示項目

更新者

一覧画面で選択したレコードの更新者が表示されます。

表示項目

ボタン

名称

機能内容

保存(S)

表示されているデータを保存します。保存後、一覧画面に戻ります。

取消(C)

処理を取り消して一覧画面に戻ります。