≪概要≫
「グループ人事検索・ファイル出力」は、検索基準日と項目一覧から指定した検索条件にしたがって全法人の社員情報を検索する機能です。
検索結果はCSVファイル、Excelファイル、画面内でプレビュー、またはデータベースに出力することができます。また検索結果の社員一覧表示から人事台帳の表示・印刷を行うことができます。
人事システムにおける個人管理項目と給与システムにおける個人管理項目を使用して、検索、および、CSVファイルへの出力が可能です。個人単位の管理項目がマスタテーブルを参照している場合、マスタテーブルで管理している項目も、検索、出力することが可能です。
≪運用≫
機能は「人事検索・ファイル出力」とほぼ同じですが、以下の点にご注意ください。
【事前設定】
・ グループ人事検索・ファイル出力には、一定の検索性能を確保するため、別途、検索用テーブルが存在します。検索用テーブルは、個人情報の登録画面や発令機能で登録される情報とは別のテーブルで管理しているため、登録内容を検索結果に反映するためには、検索用テーブルの情報を更新する「同期処理」を定期的に実行する必要があります。
・ 「同期処理」は、検索用テーブル全体を再構築する「完全同期処理」と、前回構築した検索用テーブルからの差分のみを反映する「部分同期処理」の2種類を用意しています。初期導入時には完全同期処理を一度実行し、運用開始後は、「完全同期処理」または「部分同期処理」を一定周期で起動するような運用を行ってください。
・ グループ人事検索・ファイル出力における検索結果の即時性(登録したデータが検索結果に反映されるまでのタイムラグ)は、これらの「同期処理」の起動間隔に依存します。「同期処理」実行後に登録された情報は、次の同期処理を実行するまで、検索結果に反映されません。
・ 「同期処理」の詳細は「2.6.8 同期処理実行」、「2.6.9 同期処理設定」を参照してください。
【グループ社員コードについて】

・ 出向・転籍など法人間で異動した社員を同一社員と識別するために使用します。グループ社員コードの設定がない場合は、別社員として出力されます。グループ社員コードには全法人でユニークとなる任意のコードを設定してください。
・ グループ社員コードを設定した社員が複数の法人に所属する場合、以下の優先順位で対象になります。
(1) 基準日時点で現職の法人
(2) 基準日直近で退職の法人
例)法人001を退職、法人002に在籍している場合は、法人002のみ抽出されます。

・ グループ人事検索にて検索した場合、検索基準日時点で現職出向など複数法人に在籍している社員に関しては、在籍している各々の法人で検索結果が出力されてしまいます。そこで、現在フラグを設定することにより同一社員で2件以上ヒットした場合、出力対象をヒットした法人を全て出力か、現在フラグが設定されている法人のみを出力か選択できます。
例)現職出向している社員の場合 全て出力 現在フラグで出力

・ 誤って両方に現在フラグの設定、または未設定の場合は、全て出力と同じ結果となります。
・ グループ社員コードの設定は、「任意項目名称マスタ」の任意項目に「@G社員コード」を設定し、人事拡張項目から設定してください。
・ 設定する任意項目は、全法人で合わせてください。「任意項目1」を@G社員コードにするのであれば、全法人「任意項目1」を使用するように統一してください。
・ 現在フラグの設定は、「任意項目名称マスタ」の任意区分に「@G現在フラグ」を設定し、人事拡張項目から設定してください。「現在フラグで出力」が選択された場合に、任意区分が「1:出力対象」、「1以外の場合:出力対象外」とします。
・ 「任意項目名称マスタ」にて、グループ社員コード、現在フラグが複数設定されている場合、任意項目、任意区分の項目番号が小さいほうが有効となります。
≪セキュリティ≫
【業務グループによるセキュリティ】
・ 詳細は、「人事検索・ファイル出力」を参照してください。
【ログインIDによるセキュリティ】
・ 法人、組織、従業員および退職者情報の利用権限については、ログインIDに設定されているロールの設定に従います。権限のない法人、組織、従業員区分などの社員情報については検索対象になりません。
例)ログインしたログインIDが法人001のセキュリティのみ設定されていた場合

・ 組織利用権限については、組織参照権限設定を基準にしています。
・ 利用者に対して退職者参照権限がない場合、検索対象者に退職者を指定することはできません。
【組織参照権限チェックにおける注意点】
・ ログイン法人の「法人別システム管理マスタ」の組織参照権限基準日区分の設定により、組織を参照する基準日が変わります。
(1) 組織参照権限基準日区分が「基準日」の場合
検索条件設定の基準日時点の組織(組織ツリー及び所属組織)で、組織参照権限チェックを行います。
(2) 組織参照権限基準日区分が「システム日付」の場合
システム日付時点の組織(組織ツリー及び所属組織)で、組織参照権限チェックを行います。
・ 標準機能で用意されているセキュリティチェックの他にユーザ独自のセキュリティチェックを実現するためのユーザ関数「STAD_JSI00700_KOUMOKU_USER」を用意しています。本ユーザ関数を変更することで、項目毎にセキュリティチェックを行えます。
≪重要≫
【給与システムの情報の検索】
・ 給与システムの個人管理項目は、インストールタイプ4で導入した場合のみに処理対象とすることができます。
【任意項目の検索】
・ グループ人事検索・ファイル出力では、ユーザが項目名称を指定することができる項目を処理の対象とすることができます。これらの項目に関しては以下の点に注意する必要があります。
・ 本機能の検索条件設定ではログイン法人で設定された名称で表示されます。
・ 本機能でユーザが名称を指定することができる項目には以下のものがあります。
名称を設定する機能 |
対象の情報 |
基本情報、旧姓情報、国籍情報、住所情報、採用時情報、学歴情報、外国語情報、賞罰情報、資格・免許情報、教育・研修情報、組合歴情報、前職歴情報、過去発令履歴情報の任意項目 |
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発令情報、兼務情報、出向・駐在情報の汎用発令に関する項目 |
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拡張情報2の各項目 |
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発令情報、兼務情報、出向・駐在情報の組織拡張項目 |
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人員配置情報の拡張項目 |
・ 詳細は、「人事検索・ファイル出力」を参照してください。
【マスタテーブルの項目について】
・ グループ人事検索・ファイル出力において項目一覧から発令情報、兼務情報、出向_駐在情報のいずれかを選択し、現在の項目が指定された場合、組織マスタ、資格マスタ、役職マスタ、待遇マスタ、汎用発令参照マスタは、基準日に近いマスタ情報(基準日≧マスタの改定年月日)を参照します。
【マスタについて】
・ マスタ全般を全法人で統一するようにしてください。マスタが統一されていない項目を検索項目に選択した場合、求めたい結果と一致しない可能性があります。
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例)法人001にログインし、現在の役職が部長である人物を出力する場合
画面上に表示されるのは「Y11」が表示されるため、この条件で検索した場合、対象者は法人001で「部長」、法人001では「課長」が出力されてしまいます。
【拡張情報2/組織拡張情報/人員配置情報の拡張項目について】
・ 拡張情報2/組織拡張情報/人員配置情報の拡張項目の定義は現在ログインしている法人の情報を元に判断を行っております。異なる法人で同一番号の拡張項目(拡張情報2の場合は種別コードが異なる場合は同一番号でも別の拡張項目と判断します。)の定義が文字列型と数値型で異なっている場合、グループ人事検索で検索処理を行うとエラーが発生する場合があります。これは現在ログインしている法人での拡張項目は数値型、その他の法人では文字列型で定義されている場合、その他の法人のデータを数値型に変換しようとしてエラーが発生するためです。
【法人コードでの絞り込み検索について】
・ 検索条件に法人コードを指定して検索したい場合、法人コードを指定しマスタボタンを押下して表示される法人一覧画面には自法人の法人コードのみが表示されます。また法人コードを手入力してEnterボタンをクリックすると『(該当なし)』と表示されます。ただし、そのまま検索ボタンを押すと正常に検索されます。検索条件に法人コードを指定して検索したい場合は、法人コードを手入力し、『(該当なし)』と表示された状態で検索してください。
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